ダパン君のブログ

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そろばんで右脳を鍛えよう!

 

今の小学生は、当たり前のように学習塾に通っていますが、昭和の小学生は、そろばん塾に通うのが、当然で当時の流行りでした。

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私も小学校2年から6年生になるまで通い、ここからは自慢話しになりますが、その間に「日商珠算能力検定試験1級」に合格し、地元市の競技大会で個人優勝2回、準優勝3回、大阪府主催の百傑選定会で48位、国民珠算競技大会にも参加した経験があります。全珠連の検定試験は、暗算検定1級と珠算検定2段も取得しました。

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もともとそろばんをやりたくて塾に通ったわけではなく、当時は、みんなが行くから行くという感じで、親もそろばんぐらいは習わせた方がよい思って通うことになりました。

ある日、母と近所のスーパーに買い物に行った際、母が買い物かごに商品を入れるたびに値札を見て暗算し、レジにかごを置いたところで、支払金額を母に伝え、レジのおばさんが手入力したレジ結果と一致していることに、母を驚かせたことを思い出します。

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また、小学校高学年になる計算ドリルを授業でやるのですが、周りは10分かかるものを私は1分以内で終わらせて誇らしげにいた自分を今でも覚えています。

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当時のエピソード、自慢話しはこれぐらいにして、そろばんを習うことは、多くの効用があります。

右脳を鍛えるメリットとは

最新研究によると、珠算式の暗算が「右脳」開発に役立つことが分かってきました。

暗算には2種類あり、学校で習う「筆算式」と「珠算式」の暗算です。両者の違いどこかにあるかというと、脳のどこを使って計算するかにあります。

筆算式では「左脳」を、珠算式では「右脳」を使うことが研究によって明らかになっています。

それでは、右脳と左脳では何が違うのでしょうか?

一般的に右脳は感覚や感情などの感性を司り、左脳は言語や論理、数字などの理性を司ると言われています。

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つまり、人間の脳はパンクしないように左右の役割分担がうまくコントロールされています。その使い分けは、ものごとを記憶する時にも無自覚のうちに行われています。

例えば、教科書・参考書や自分の暗証番号やパスワードを覚えようとする時には左脳を、海外旅行で行ったまぶしい砂浜の光景を自然のうちにイメージとして記憶するのは右脳、というようにです。

しかし、現代の義務教育の授業では、数式を解いたり、漢字、歴史を覚えたりといった左脳を鍛えることに多くの時間を費やし、個々の感性を磨く、音楽や美術の授業の割合は極端に低いと言えます。

義務教育の音楽・美術等の芸術科目における授業時限数の減少に関する質問主意書


なぜ、日本人は中・高・大学と10年間英語を勉強してきて英会話ができないのか!
まさに左脳を使った勉強重視だったからです。

そろばんで右脳が鍛えられる

昭和の時代の暗算というと、そろばん塾の先生が声に出して読み上げる「読み上げ暗算」でしたが、今は、PCを使って数字を画面に表示させる「フラッシュ暗算」が主流で、いずれも、右脳のトレーニングを行うことになり脳の活性化につながります。

それはなぜか?

そろばんの経験のない人は、計算するときは、筆算式を使いますが、私は頭の中にあるそろばんを使って計算します。

つまり、頭の中に、そろばんが映像化、イメージ化して、そのそろばんを使って、先生が読み上げた数字やPC画面に表示された数字をそのそろばんではじいて計算結果を出すのです。まさに右脳ではないとできない技なんです。

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一時インド式計算法百マス計算が流行りましたが、これはまさに筆算式同様に、左脳を駆使した計算法で、珠算式の暗算とは、脳の使い方がまったく違うのです。

現代では、学校でも会社でも、左脳を中心にものごとを論理的に考えることが重視されますが、それだけでは、学校では良い成績を上げられても、社会に出たら、ものごとが考え通りに進まず、右往左往したり、会社でも、ルーチンは正確にこなせるが、そのルーチンを改善するとなると、その変化を拒んだりします。

脳は、右脳と左脳とが独立して存在するではなく、相互に補完し合う関係にあります

論理的思考を司る左脳の働きと直感的思考を得意とする右脳が互いにサポートする関係でないと、素晴らしいアイデアを生み出したり、急速な変化に柔軟に対応したりができなかったりするのです。

そのため、左脳を使う傾向の多い日常において、日頃から意識して、右脳を鍛えることにより、脳のバランスをよくしておくことが重要になるのです。

そろばんの効用とは

そこで小さいころから、そろばんで右脳を鍛えることで、人間のさまざまな能力が向上します。

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集中力

そろばんの検定試験や競技大会では制限時間内に正確な回答が求められます。

特に競技大会は順位戦ですので、1問のミスも許されません。指先に全神経を集中させて計算することで、集中力が身につき、指先と脳(右脳)と結びつくことで、直観力や感性が向上します。

情報処理能力

そろばんは、見取り算から読み上げ算まで数字を瞬時に把握して計算し、その答えを解答用紙に数字で記載するまで、脳へのインプットからアウトプットを瞬時に正確に行うことで情報処理能力が向上します。

記憶力

珠算式暗算は、そろばんをイメージ化し右脳で処理して計算結果を導き出します。このイメージ記憶のトレーニングは、直観像として長く記憶にとどまり、いわゆる一般の試験や一夜漬けの勉強などで使用される記憶方法(左脳使用)は短期間で忘れてしまうことが多いことでもよくわかります。特に小さいころから、珠算式暗算を始めて右脳を鍛えるほど、記憶力が確実に向上します。

観察力

そろばんでミスが許されないトレーニングを繰り返していると、集中力と同時に、数字を注意深く読みとる観察力が高まってきます。注意深く数字を見ることで、数字を観察する行動が生まれ、数字を駆使して様々な分析する力が生まれてきます。 

直観力

問題解決・発明などのイメージやひらめきは右脳から発生すると言われており、問題解決の思考回路を最短距離で結ぶ「脳力」が開発されます。そこにはまわりに惑わされない集中力も必要になります。

最後に

右脳は、物事を直感的にとらえると言われていますが、感覚、直感、イメージなどがこれにあたります。

学校教育では、論理的にものごとを考えることに比重を置かれているため、感覚、直感、イメージなどにあまり注目されませんでしたが、実はこの右脳こそが、潜在的は能力を引き出すキーであり、ここ数年多くの右脳に関する多く書籍が出版され、脚光を浴びるようになりました。

レオナルド・ダ・ビンチ、モーツァルトをはじめ多くの芸術家や相対性理論で有名なアインシュタインも、右脳の能力がずば抜けていたと言われています。

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また、エジソンの「1%のひらめき」は、右脳の能力から導き出されるものなんです。このように、右脳は未知の力を秘めているのです。

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電卓やパソコン、スマホのある時代に「そろばん」なんてと言わずに、ぜひ、中高年の皆さんも、「そろばん」をやって、右脳を鍛えて脳のバランス化を図り、個々の「脳力」を引き出していただければと思います。